INFORMATION

ホツマ昔ばなし(その15)【三代目アマカミ・ヨトクンヌ】!ワン🐶

縄文時代中期も後葉にさしかかってきますと高床祭殿が大型化してきます。これが縄文時代後期にかけてこの傾向に拍車がかかります。これは社会的な成熟を現わしており、氷河期到来以降の環境に適応し革新的な時代を経て安定した時代に入っていきます。

この時代には、稲作が広められ、人々の暮らしは豊かになっていきました。

ここで重要なのは、社会が安定・拡大していく社会においては、手順に基づいて人々を指導する中間指導者が必要になってきます。もちろんこれには権威付けが必要です。人々が尊敬しているのは「アマカミ」(古代の天皇陛下)ですから、中間指導者は常に目に見える形で権威を求め続ける宿命にあるわけです。そしてこの権威を象徴づけるのが、より大きく、より立派な祭殿です。

しかし、タミのアマカミに対する信頼と尊敬の思いには及ばす、「オコソカニ カサルトコロ」(厳かに飾るところ)として、見た目の立派さで権威を補う傾向が強くなるわけです。今の神社は非常に綺麗にいろんなものが飾られていて、そこで行われるイベントは全て厳か(おごそか)な雰囲気で行われます。
あれがもし、あまり飾りがなく、イベントも厳かでなければ、恐らく誰も見向きもしませんよね。
アマカミのミコトノリも聞いてもらえなかったら中間指導層は仕事になりませんから、「こりゃいかんな」ということで、立派なお宮が作られていくことになったわけですね。

そして結果的にアマカミの「カミ」と、中間指導者としての「ヲミ」、そして民間の「タミ」という三階層が社会に生じます。そういう社会ができたのがトヨクンヌの治めた時代でした。

なお、初代アマカミ クニトコタチから二代アマカミ クニサツチ、そしてこのトヨクンヌの時代と、非常に長い時代になりますが、これは三人のアマカミではなく、多世代一時代の呼び名です。つまり何世代かにわたって、クニトコタチ、クニサツチ、トヨクンヌを襲名して代が受け継がれていったわけです。今の歌舞伎役者のようなものですね。

つづく。

 

💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛

わおんグループホーム四日市では入居者さまを

大募集しております。

お問合せ、見学、体験などなど

お気軽にお問合せください!

待ってま~す(^^)/

PAGE TOP