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ホツマ昔ばなし(その20)【七代アマカミ イサナキ・イサナミ その②『瑞穂の国』】!ワン🐶

オモタル・カシコネからの食料減収による社会の混乱。この混乱を治めたのは、イサナキ・イサナミの夫婦でした。

イサナキ・イサナミは、まず食料を増産するための政策を最優先課題として取り組みました。それまでの稲作は陸稲といって畑で作っていたのですが、水辺の葦を抜いて田甫(たんぼ)に作り替えていきました。
ぬかるみでの工作は人手では重労働ですので獣力(牛や馬)を農耕に活用しました。これは相当な技術革新で田返しなどの作業で牛が役立つのは言うまでもありませんが、糞尿は肥料になりますし、また運搬にも活用できます。
この時代(おそらく今から三千年前頃)では、主に琵琶湖を中心とするナカクニ(今の畿内地方)での水田の開発が大規模に行われました。およそ千五百の水田村落が開発され、食糧不足に悩んでいた人々がやってきました。こうして、水田稲作の村落を開発して食料問題を解決していきました。

あとこのフタカミの功績で忘れてはならないのが、国語教育の普及です。
私たちは、漢字以前には日本に文字は無かったと教えられてきていますが、これは当然再検討が必要です。思えばクニトコタチの時代に竪穴式建築で住居を作ったり、クリの栽培を広めたりと、これ自体が果たして文字や何の記号も無く可能だったのでしょうか。
特に先ほど書きました水田稲作の場合、播種から稲田作り、田植え、水の管理、草刈り、収穫、脱穀~と、何せ結構長い工程で作業が行われます。それもちゃんと期日通りに進めないと秋の豊かな収穫にはつながりません。私も畑や田んぼもやっていますので分かりまが、今は機械化されており、少人数でも可能ですが、それでも細かい打ち合わせを家族で行って進めます。ましてや昔は人手で行っていましたので、かなり沢山の人たちで行っていたことでしょう。そうしますと作業の量や期日、またその作業に必要な人数(工数)などもきちんと管理しないとできませんね。それも一家だけではありません。広い地域に同じ技術を普及させていこうとするとき、さて、文字無しにできたのでしょうか。

イサナキ・イサナミのフタカミは、水田稲作を普及していくとき、水田稲作作業について村の中で正確で十分なコミュニケーションができなければいけないということで、国語教育を始めたわけです。何を教えたかと言いますと、手習いウタである「アワ(天地)ウタ」を用いて教育をおこないました。

アワウタ

アカハナマ イキヒニミウク
フヌムエケ ヘネメオコホノ
モトソロヨ ヲテレセヱツル
スユンチリ シヰタラサヤワ

上の文字をヲシテ文字と言いますが、これについては割愛します。

まぁそのようにして、イサナキ・イサナミのフタカミは全国巡業を終え、国に豊かさを取り戻した頃タガ(多賀神社)にお住まいになられます。

前回、二種の神宝として、二つ目に「ホコ」サカホコが加わったと書きましたが、稲作を進める上では、小さな悪事でも収穫量に大きな影響を与えますから、イサナキ・イサナミの御世におきましても罪人を処罰する必要にせまられます。そして最終的には、罪人を斬ることも辞さないというのが「サカホコ」の意味するところです。

日本は、どこに行っても少し田舎に行くと田圃が広がっています。この瑞穂の国と言えるにふさわしい国造りをしてくれたのが、イサナギ・イサナミの神から始まる後のアマカミなんですね。今、私たちは毎日美味しいお米を食べられます。これはこのフタカミのおかげなんですね。

しかし考えれば考えるほどすごいですよね。これだけ先を見て、国民の豊かさを実現するために考え行動するということは。

今の国会議員を見てください。こういう政治家は・・・皆無でしょうね・・・”(-“”-)”

次回から、イサナキ・イサナミの四人の御子について書いてみます。

つづく

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