日本では知らない人はいない「天照大神」。多くの方は女神と思っていますが、ホツマツタエには男神であることが明確に描かれています。そして天照大神の内宮(正后)が掲題のセオリツヒメなんですね。
瀬織津姫は、今では大祓の祝詞のに出てくる四柱の祓戸大神として、その名前がでてくるにとどまります。なぜ、皆さんご存じの天照大神の内宮である瀬織津姫が、私たちの記憶にないのでしょうか。
実は、第33代推古天皇(592年 最初の女性天皇)のときに天照大神を男神から女神にすり替えられたのです。それまでは、天皇は男性でしたので、女性が天皇になるということは宮中からかなりの反発があったと思われます。そこで女性が天皇になることを正当化させるために天照大神を女神にすり替えたのです。
そうなりますと、必然的に后の存在が邪魔になりますね。女神に奥さんがいるとまずいですから。そこで瀬織津姫の名前を記紀から外したのです。そして第41代持統天皇(686年 女性天皇)のときに、瀬織津姫を宮中や神社の祭神から外させました。これはホツマツタエと古事記、日本書紀の比較研究によって明らかといってもいいでしょう。実際には、天照大神にはヒルコ姫という姉君がいましたが、古事記と日本書記ではそのヒルコ姫の存在を消し、代わってそのヒルコ姫のエピソードを天照大神のことに置き換えてあります。
その後、712年に古事記、720年に日本書記が編纂されました。
天照大神の本当の名前は「ワカヒト・アマテル」。八代目アマカミです。この方が後に「アマテラスヲヲンカミ」と呼ばれるほどに人々に尊敬され愛されました。このアマテルカミの内宮がセオリツヒメ(本名:ホノコ)です。ホツマツタエにはこう書かれています。
セオリツヒメノ (セオリツ姫の) ミヤヒニハ(雅には) キミモキハサシ(君も階段) フミオリテ(踏み降りて) アマサカルヒニ(天下がる日に) ムカツヒメ(向つ姫) ツヒニイレマス(ついに入れます) ウチミヤニ(内宮に)
このように、ホツマツタエではアマテルカミが高い御座から降りてきて、ムカツヒメ(セオリツヒメ)を内宮に招き入れた様子が書かれています。
アマテルカミが最も愛した女性、セオリツヒメ。
政治的な思惑や権力闘争で、歴史からその名を消されてしまったセオリツヒメ。
いったいどのような方だったんでしょうね?
来週からは、このセオリツヒメのエピソードを書いていこうと思います。
お楽しみに。
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ちなみに、向日(ムカツ)とか日前(ヒノクマ)というのは、日はアマテルカミ、そのアマテルカミに向かい会えるのはセオリツヒメだけ、アマテルカミの前に立てるのもセオリツヒメだけです。ですから神社等でこれを含む名前を見つけたら、それはセオリツヒメのことです。例えば和歌山県の「日前神宮」など。
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